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血圧測定は左右どちらの腕で測定するのが正解か知っています? [血圧]

血圧測定左右どちらが良いのか?

家庭血圧計.jpg


普通、家庭で血圧測定する場合はカフを自分で装着する関係から右利きの人では、
左腕で測定する人が多いのではないでしょうか?

結論を先に言うと両方の腕で測定された方が良いのです。

特に初めて血圧測定をする場合など左右の腕で血圧値に左右差が無いか
把握されることをおすすめします。

NHKの番組 ガッテン!で取り上げられてから一般の人も血圧の左右差について
調べる人が増えてきました。

なぜ左右の腕で血圧測定するのが良いのか?

一般的には腕の血圧は右側が少し高い場合が多いのですが、
腕の左右差が15mmHg以上を超えるような場合は血管に病変があるかもしれないのです。

もともと両腕の収縮期血圧差が心血管疾や死亡率と関連するという報告が多くあり、
これらの研究データを解析して明らかとなったことで、日本でも話題になったようです。

心臓から腕へとつながる血管は鎖骨化動脈と呼ばれる血管が左右に分かれており、
この左右の鎖骨化動脈のどちらかが狭窄することで、腕の血圧値に左右差として
表れてくることになります。

では鎖骨下動脈の狭窄はどうして起こるのでしょうか?
考えられる1つには動脈硬化が原因と言われております。
動脈硬化が原因で血管が詰まることで起こるからです。

鎖骨下の狭窄が起こるとどのような疾患につながるのでしょうか?
上記の解析内容では上腕血圧値(収縮期)が15㎜Hg以上となると心疾患の
死亡リスクを1.7倍高めると言うことがいわれております。

また、血圧の左右差が10㎜Hg以上でも末梢血管疾患のリスクが
高くなるとわかりました。

以上のことから動脈硬化自体は全身に及ぶことが言えると思います。

ちなみに日本高血圧学会のガイドラインに診察時血圧の測定法に
初診時は左右上腕の血圧を測定することとなっており
血圧の左右差を確認することになっております。

家庭で左右の血圧測定をする場合!

もしあなたの家庭に血圧計があるのであれば、
初めて血圧を測定する場合には左右両腕の
血圧を測定することをおすすめします。

家庭で測定する場合には片腕ずつ測定することから時間的に
血圧が変化する場合がありますので、血圧値に大きな差がみられるような
場合は複数回測定するなどして確認してみるのが良いのでは
ないでしょうか?

左右の腕に血圧差がないことが分かれば、毎日の血圧測定は左右どちらか
片方で測定すれば良いと思います。

そして定期的に血圧左右差を測定して確認すると良いでしょう?

たかが血圧測定と思うのですが、意外にに左右の血圧測定をした方が
良いとは、わかりませんでした。

これを機会に私も血圧測定について改めて考えてみようと思います。


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