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睡眠をとらないと肥満になる理由とは? [肥満]

いそがしいあなたは要注意!

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現代社会と睡眠時間との関係は切っても切り離せないと思います。
なぜなら忙しい現代社会でしっかりと睡眠をとっている人は少なくなってきているからです。

2010年国民生活時間調査報告書では 2005年と比べると、国民全体で睡眠時間が減少しており層別にみると、睡眠時間が6時間台と短いのは平日の男女40・50代で、最も短い女性40代は6時間28分となっております。

この様に睡眠時間が減っている背景は仕事や家事による要因が大きいのかもしれませんね!

それではなぜ睡眠時間が短いと肥満に成りやすのでしょうか?

これらは医学的にも検証されていることから言えるのですが睡眠不足になると、満腹ホルモンであるレプチンが減少し、摂食ホルモンであるグレリンが増えて、太りやすいホルモン環境になります。

睡眠不足になることで体のホルモンのバランスが変わり太りやすい体質に変わることが原因となります。

例えば食べ物の好みが変わり塩辛いものや炭水化物を欲する様になるそうです。

自分も思い当たることがありますが徹夜続きで遅く起きていると小腹が減ってカップラーメンなんかついつい食べてしまいます。

睡眠時間と血清レプチンとグレリンの関連を示した論文を見てみると、対象となる被験者の睡眠時間(6時間~9時間)と満腹ホルモンであるレプチンの関係は睡眠時間が短くなることでレプチン濃度は低くなっています。

一方、摂食ホルモンであるグレリンは睡眠時間が4.5時間~6.5時間の被験者では高い傾向にあります。

またBMI(肥満度)と睡眠時間の関係ではU字カーブを描くことになり睡眠時間6時間の被験者が一番BMI値が高い傾向になり7時間から8時間の被験者が一番BMI値が低く睡眠時間が多い9時間の被験者でまたBMI値が高くなる傾向(寝る子は育つ?)になるようです。

これらの研究から6時間程度の睡眠しか取れない方はホルモンバランスが太りやすい体質であり実際太っている人が多いと言う結果になりました。

これらの研究から理想的な睡眠時間としては7時間~8時間と言うことになります。

また以前睡眠について書いた記事にもある様に夜型の生活になると体内時計がずれると言うことが起こります。

そうなると自立神経などにも影響がでたりすることから体調不良につながることにも気をつけなければなりません。

現代社会では中々理想的な睡眠時間を取ることは難しいとは思いますが、睡眠不足から太りやすい体質へ変わることがこれらの研究からわかってきましたので睡眠が十分に取れていない人は食べ物についても考えてみる必要があるかもしれませんね!

あ!もうこんな時間だ早く寝なくちゃ!

参考)Taheri S, et al. PLoS Med.2004;1:e62.


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タグ:肥満 睡眠 BMI
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