日本人と薬の意外な関係! [薬]
日本人は薬好き?
日本の国民医療費に占める医療医薬品は厚生労働省の資料によると2011年で約22%の8兆円との数字があります。今後の高齢化を考えると医薬品の消費がさらに医療費を押し上げることになるのは明らかです。
世界的に見て日本の医薬品市場はアメリカの36%に次ぐ2番目の12%になります。これはヨーロッパの国々のフランス、イギリス、イタリア、ドイツを合わせた13.3%に近い値となり、これらの国々の人口を合わせると日本の約2倍になるので一人当たりの薬の消費量がいかに多いかわかると思います。
一方アメリカと比べると人口比では約3倍のアメリカですので36%という数字も妥当かと思われますが、アメリカの場合は簡単に比較しづらいところがあり政府が薬価に関与しておらず製薬メーカーによる価格体系が反映されるからです。
アメリカで以前1錠13万円という驚くべき薬価が話題にもなったのは、特に新薬による研究開発費の回収を優先するためにかなり高い薬価を設定することがあります。またアメリカでは日本のように簡単に病院外来へ行く人数が日本に比べると年間約9回に対して日本は14回で、さらに入院できる病院のベット数は日本1/4となっているのが現状です。
日本のような国民皆保険がないために一人当たりの病院受診回数や入院人数も少ないにもかかわらず医薬品市場が大きいのは全体で高額な医薬品が消費されているのではないかと考えられます。
スポンサードリンク
病院へ受診すると薬をもらのが当たり前!
日本は皆保険制度でほぼ医療機関はフリーでアクセスすることができ、基本的にはかかる医療費も点数化されており統一されております。
誰でも平等な医療が受けられることは素晴らしい制度ですが欧米に比べると日本は医療機関に気軽に受診することができるとも言えます。
日本人の感覚では風邪などの内科受診では特に薬で治すものだと思っている人が多く、病院での診察後に薬を処方してもらうことが当たり前と思っているのではないでしょうか?薬をもらわないと診察してもらった気がしない受診者、とりあえず薬を出す医者。
医者のこんなセリフを聞いたことはありませんか?「とりあえず抗生物質を出しておくから様子をみてみましょう!」
日本は病院へアクセスしやすく受診すると薬をもらうまでを一連の診察と考える日本では世界的にみて医薬品の消費量が大きくなることがよくわかります。
利益相反になってはならない
利益相反とは患者の治療効果など利益をより医師の利益(金銭や名誉など)が優先であってはならないとの考えであってもらいたいものです。
記憶にある事例では降圧剤のデータ改ざんによる特定製薬メーカーの製品を持ち上げた医者などは、大学への寄付金や論文執筆料など患者の利益より自分の利益を優先した良い例なのではないでしょうか?
あってはならないと思いますが、診断基準を策定するガイドラインに力のある各学会へ製薬メーカーは多大な協賛金を捻出しており、これら学会で決まる診断ガイドラインの数値は改定ごとに変わることがあります。
特に血圧値のガイドラインに見られるように改定ごとに基準値が低くなるのは医師の利益では無く、患者の利益を優先にしていることを願いたいものです。
スポンサードリンク
日本の国民医療費に占める医療医薬品は厚生労働省の資料によると2011年で約22%の8兆円との数字があります。今後の高齢化を考えると医薬品の消費がさらに医療費を押し上げることになるのは明らかです。
世界的に見て日本の医薬品市場はアメリカの36%に次ぐ2番目の12%になります。これはヨーロッパの国々のフランス、イギリス、イタリア、ドイツを合わせた13.3%に近い値となり、これらの国々の人口を合わせると日本の約2倍になるので一人当たりの薬の消費量がいかに多いかわかると思います。
一方アメリカと比べると人口比では約3倍のアメリカですので36%という数字も妥当かと思われますが、アメリカの場合は簡単に比較しづらいところがあり政府が薬価に関与しておらず製薬メーカーによる価格体系が反映されるからです。
アメリカで以前1錠13万円という驚くべき薬価が話題にもなったのは、特に新薬による研究開発費の回収を優先するためにかなり高い薬価を設定することがあります。またアメリカでは日本のように簡単に病院外来へ行く人数が日本に比べると年間約9回に対して日本は14回で、さらに入院できる病院のベット数は日本1/4となっているのが現状です。
日本のような国民皆保険がないために一人当たりの病院受診回数や入院人数も少ないにもかかわらず医薬品市場が大きいのは全体で高額な医薬品が消費されているのではないかと考えられます。
スポンサードリンク
病院へ受診すると薬をもらのが当たり前!
日本は皆保険制度でほぼ医療機関はフリーでアクセスすることができ、基本的にはかかる医療費も点数化されており統一されております。
誰でも平等な医療が受けられることは素晴らしい制度ですが欧米に比べると日本は医療機関に気軽に受診することができるとも言えます。
日本人の感覚では風邪などの内科受診では特に薬で治すものだと思っている人が多く、病院での診察後に薬を処方してもらうことが当たり前と思っているのではないでしょうか?薬をもらわないと診察してもらった気がしない受診者、とりあえず薬を出す医者。
医者のこんなセリフを聞いたことはありませんか?「とりあえず抗生物質を出しておくから様子をみてみましょう!」
日本は病院へアクセスしやすく受診すると薬をもらうまでを一連の診察と考える日本では世界的にみて医薬品の消費量が大きくなることがよくわかります。
利益相反になってはならない
利益相反とは患者の治療効果など利益をより医師の利益(金銭や名誉など)が優先であってはならないとの考えであってもらいたいものです。
記憶にある事例では降圧剤のデータ改ざんによる特定製薬メーカーの製品を持ち上げた医者などは、大学への寄付金や論文執筆料など患者の利益より自分の利益を優先した良い例なのではないでしょうか?
あってはならないと思いますが、診断基準を策定するガイドラインに力のある各学会へ製薬メーカーは多大な協賛金を捻出しており、これら学会で決まる診断ガイドラインの数値は改定ごとに変わることがあります。
特に血圧値のガイドラインに見られるように改定ごとに基準値が低くなるのは医師の利益では無く、患者の利益を優先にしていることを願いたいものです。
スポンサードリンク
2015-08-17 23:03
nice!(0)
コメント(2)
トラックバック(0)
日記書き込みありがとうございました!
本当に私も介護問題より、医療、処方問題の方がシステム的に改善が必要と思います。
by フォレスト (2015-09-24 19:52)
コメントありがとうございます。
介護、医療に携わっている人たちは日々頑張っていると思いますので、高騰する医療費の中で、システム的におかしいところは改善されるといいですね。
by papanori (2015-09-26 05:40)