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血圧測定の時に大事なもう一つの数字! [血圧]

血圧とは?

血圧と言うことば、最近ではテレビや新聞でも良く耳にすることがあるのではないでしょうか?

測定に関しても病院で先生や看護師さんに測定してもらうことや、
家電量販店で売っている血圧計で自分で測定することなど、
一度は血圧測定されたことはあるのではないでしょうか?

この血圧とはいったいなんでしょうか?

漠然と血圧は体の中の血液の圧力と言うことになると思います。

今回はもう少し具体的に掘り下げてみたいと思います。
そもそも血圧はどのように発生するのでしょうか?

重要な血管と心臓

人間は生きていくうえで必要な酸素や栄養を体にあるさまざまな臓器へ送り届ける必要があります。

この臓器までのルート(通り道)が人間では血管になります。
さらに血液を送る役目をするのが、心臓になるのです。

この心臓から押し出された血液が体中の血管の中を通ることで、
発生する圧力が血圧と言うことになるのです。

血圧値の最高、最低血圧とは?

血圧測定をしたことがある人で、最高血圧値や最低血圧値など聞いたことがあると思います。

この最高、最低血圧とはどのような圧力のことを言うのでしょうか?

心臓が収縮した時の血液の圧力が最高血圧値となり、
最低血圧は心臓が拡張した時の血液の圧力が最低血圧値となります。

脈圧とは?

血圧を測定して得られた値、

たとえば最高血圧値130mmHg 最低血圧値80mmHgの時、
脈圧と言う値を求めることができます。

これは、最高血圧値から最低血圧値を引いた値となり・・

例では脈圧=130-80=50㎜Hg

脈圧が意味するところは・・・?

たとえば、先ほどの血圧が発生する過程で心臓から血液が流れる血管を鉄の管とします。
すると血圧はどのようになるでしょうか?

心臓から押し出された血液は勢いよく血管に押し出されることになり圧力は
血管に比べると当然高くなります。


なぜなら、血管には弾性(やわらかさ)作用があり、
心臓からの圧力を緩衝(おさえる)作用があるからです。

血圧最高.jpg


この圧力は次に心臓が拡張したときに、極端に下がることになります。
血管であれば先ほどの弾性作用によって、心臓の拡張期でも圧力を保つことができるのです。

鉄の管でたとえた血圧は最高血圧値が高く最低血圧値が低い特長の血圧になるのです。
つまり脈圧が大きいと言うことになります。

血圧メタル.jpg


逆に脈圧が大きいということは、血管が固いということが言えるのです。
すなわち、動脈硬化となります。

この脈圧は、年齢と共に変化すると言われており、特に50歳を過ぎたあたりから
増加する傾向にあるようです。

この脈圧増加が起こる理由は、国内外の研究でも心臓に近い太い動脈に動脈化が
起こっていると言われております。

この脈圧がどの程度が望ましいかは諸説あるようですが、数値では60㎜Hgを超えると脈圧が
大きく太い動脈の硬化が進んでいると言われております。

血圧と脈圧の関係はこの様なことがわかることもあるので、
これから血圧を測定する時には最高、最低血圧だけでは無く

脈圧にも気を付けてみるのも良いのかもしれません。

参考文献:小澤利男, 岩本晶昭. 加齢と血圧. 日本老年医学会雑誌 1977; 14: 14-20


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